ごあいさつ

chairperson_kobayashi.jpg 熊本県美術協会は終戦直後の混乱の中、1946年(昭和21年)に県内美術文化の発展と育成を目的として、20名の作家によって創設されました。そしてその年の12月、当時「藪の内」の地にあった第一高等女学校(現、熊本県立第一高等学校)講堂で第一回展を開催し、その後熊本師範、熊日ホール、大洋、鶴屋デパートホール、市民会館等々会場を移しながら回を重ねて来ました。1976年(昭和51年)には待望の熊本県立美術館が完成し、県美展も31回展を真新しい美術館で開催することが出来ました。更に2000年(平成12年)からは美術館本館に加えて、分館にも会場を広げて開催するようになりました。
 現在、当協会は日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、デザインの6部門で構成されており、会の領域も規模も創立当時とは比較にならないほど大きくなりましたが、その表現意識は常に時代を反映したものであり、それに沿って個々の作家がそれぞれのテーマを掲げて制作活動をすることにあります。
 今回は熊本地震によって実施出来なかった一昨年の71回展、修復工事によって会場変更等があった昨年の72回展を経て、ようやく従来通りのかたちでの県美展となります。県美が目指す新たな時代の創作芸術の発表の場として、それぞれの作家の力作が大いに期待されるところです。
 第73回熊本県美術協会展(通称・県美展)をどうかよろしくお願い申し上げます。

会長 小林 孝夫